1919年に設立されてから100年以上の歴史を持つアメリカのスポーツウェアブランド、Champion。
その名を不動のものにしたのが、「キング・オブ・スウェット」と称されるリバースウィーブです。
当時、スウェットは洗濯すると激しく縮んでしまうのが悩みでした。その問題を解決するため、Championは生地の織りを本来の縦向きから横向きに変更。
この画期的な製法が「リバースウィーブ(Reverse Weave=逆編み)」の名の由来です。
さらに、横方向の縮み防止と動きやすさを両立させるため、両サイドにリブ(サイドリブ)を採用しました。
縮みにくく、丈夫で長持ちする
サイドリブによる動きやすさ
ふっくらと厚みのある、唯一無二の生地感
この機能性とタフさ、そして普遍的なデザインが、誕生から80年以上経った今もなお、世界中の人々を魅了し続けています。
その人気から中古市場での価格も高騰しており、思わぬ一着が高額で取引されることも珍しくありません。
2022.03.25up
【プロが解説】Championリバースウィーブの高価買取ガイド|タグ年代の見分け
クローゼットに眠っているChampionリバースウィーブ、実は価値が高騰しているかもしれません。
この記事では「タグの年代の見分け方」から「高く売れる人気デザイン」まで、プロのバイヤーが査定の秘訣を徹底解説。お手持ちの一着が持つ本当の価値がわかります。
1. Champion(チャンピオン)と不朽の名作「リバースウィーブ」とは
買取実績
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Champion
染み込みプリントリバースウィーブパーカー
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Champion
90’s USA製 目無しヴィンテージリバースウィーブパーカー
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Champion
USMAリバースウィーブパーカー
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Champion
90'sヴィンテージリバースウィーブパーカー
POINT
年代の見分け方:すべては「タグ」にあり!
Championのスウェットは、首元のブランドタグを見ることで製造された年代を特定できます。年代が古ければ古いほど希少価値は高まり、高価買取が期待できます。

- 50~60年代「タタキタグ」: 四方を囲むように縫い付けられた通称「タタキタグ」。リバースウィーブの中でも最初期にあたり、現存数が極めて少ないため、状態が良ければ最も高額な査定が期待できる幻のタグです。
- 70年代「バータグ」「単色タグ」: 青いバーの上にチャンピオンのロゴが印刷されたデザインの「バータグ」や、青、赤、緑などの単色で文字が刺繍された「単色タグ」がこの年代の特徴です。ヴィンテージ市場で非常に評価が高く、コレクターからの人気も絶えません。
- 80年代「トリコタグ」 :Championロゴがトリコロールカラー(赤・白・青)で表記されているのが特徴。古着好きにはおなじみのタグで、ヴィンテージとして根強い人気があります。プリントのデザインによって査定額が大きく変わる年代です。
- 90年代「刺繍タグ」: 近年、ヴィンテージとして価値が急上昇しているのが90年代のアイテムです。特に前半に製造されたUSA製のものは評価が高くなります。後期になると製造国がメキシコなどに移り、USA製に比べると評価は少し落ち着きますが、デザインによってはもちろん高価買取対象です。
【デザインで決まる人気と希少性】
定番からレアなものまで、プリントや仕様によっても査定額は大きく変動します。
▼目無し・目有り
胸元にCマークの刺繍がない、通称「目無し」。袖口のみにマークが付くシンプルなデザインで、着回しやすさから非常に人気が高く、通常の「目有り」よりも高評価となります。

▼カレッジロゴ
リバースウィーブ人気の火付け役ともいえるカレッジロゴ。アイビールックやプレッピースタイルに欠かせない定番デザインです。
特に、YALE(イェール大学)をはじめ、UCLA、NYUといった名門大学のロゴや、マスコットキャラクターがプリントされたものは希少価値が高く、高価買取につながります。

▼3連プリント
文字通り3段組のロゴがプリントされたデザイン。古着らしい雰囲気で定番の人気を誇ります。
インクが生地に染み込んでいる「染み込みプリント」や、ひび割れが味になる「ラバープリント」など、プリントの技法によっても評価が変わります。

▼その他、高評価のデザイン
- ミリタリープリント:「U.S. NAVY」「U.S.M.A.」など、軍学校で実際に使用されていたものは球数が少なく、非常に高値で取引されます。
- パーカー / フルジップ:クルーネックに比べて数が少なく、フードの立ちが良いものなどは特に人気です。
- スナップカーディガン:羽織りとして使える希少なモデルも高評価です。
▼コンディション(状態)も重要
年代が古くても、状態が査定額を左右します。
- ネックや袖のダメージ: リブの伸びや穴あきがないか。
- シミや汚れ: 落ちないシミや黄ばみは減額の対象になります。
- ピンホールや生地の痩せ: 生地の厚みが残っているかが重要です。
◎もちろん、ヴィンテージアイテムならではの「味」として評価できるダメージもあります。
◎「ヤケ(フェード)」はものによってはそこまで価値は落ちない可能性が高いです。
ご自身で判断が難しい場合も、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ:あなたのリバースウィーブ、査定してみませんか?
今回はChampionのリバースウィーブの高価買取ポイントをご紹介しました。
- タグをチェックして年代を確認する
- カレッジロゴやミリタリー、目無しは高評価
- ダメージが少ないほど査定額はアップしやすい
クローゼットに眠っている一着が、思わぬお宝かもしれません。 「これはどうなんだろう?」と少しでも気になったら、ぜひトレファクスタイルの宅配買取をご利用ください。
専門のバイヤーが、一点一点丁寧にその価値を見極めます。 お申し込みはウェブから簡単。送料や査定料もすべて無料です。あなたの大切なリバースウィーブをお待ちしております。