トレファクスタイル 多摩センター店

”良いものを長く使う”という選択肢。ARC'TERYXに宿る究極の機能美。

2022.02.05

トレファクスタイル多摩センター店ブログ画像5

ブランド古着販売・洋服買取のトレファクスタイル多摩センター店です。

本日はテックウェアブランドの雄”ARC'TERYX”について、当店でお取り扱いしているアイテムと一緒にご紹介したいと思います。

・そもそも「テックウェア(Techwear)」とは
国内外トレンドのメインストリームとして期待されている「テックウェア」というジャンルをご存じですか?
アウトドアやスポーツのシーンで使われるような機能的な素材を、タウンユースできるように衣類に落とし込んだファッションジャンルといったところでしょうか。
ここではアウトドアファッションの枠組みを超えた魅力的なデザインと高機能を、モードの軸で両立させたブランドをテックウェアと呼びたいと思います。


テックウェアと聞いて真っ先に思い浮かぶブランドといえばやはり”ACRONYM(アクロニウム)”かと思われます。
”ACRONYM”は実験的な素材とギミックを掛け合わせた、ニンジャのような独特な世界観が特徴で、テックウェアというファッションジャンルのイメージを決定づけたブランドと言えます。
しかし”ACRONYM”もテックウェアブランドの一部にすぎず、異なるコンセプトで魅力的なデザインと高機能を実現しているブランドも多く存在します。

その中でも過度な装飾を行わず、ミニマルな佇まいで、洗練された素材とパターンワーキングで確かな機能美を実現するブランドが、今回紹介していきたい”ARC'TERYX(アークテリクス)”です。
いわば、テックウェア界の千利休であり、ノームコアであるのです。

アウトドアブランドのARC'TERYX


Gamma LT Jacket
https://www.trefac.jp/store/3002010569987023/c1304906/

昨年11月には”JIL SANDER+”とのコラボコレクションが発売されたり、2020年秋冬レディースコレクションでは故ヴァージルアブロー率いる”OFF-WHITE”がそのプロダクトを再構築して制作したドレスを発表したりと、たびたびモードの文脈に引きずり降ろされ、話題を集める”ARC'TERYX”。

海外ではすでに人気を誇っており、数々の著名人やセレブ、デザイナーが着用しておりますが、
日本では”THE NORTH FACE”の一極化が続いているため不思議と店舗で見かける頻度が少ないのが現状です。

コーディネートの要素として考えると、デザイナーズブランドの洋服とスタイリングをして一番悪目立ちをしないのがARC'TERYXなのではないかと個人的に思います。(コムデギャルソンの川久保玲が”salomon”のシューズを好んで着用している感覚に近いと思います。)


カジュアルな印象が漂う”THE NORTH FACE”に比べ、”ARC'TERYX”にはスマートな印象を受けるため、デザイナーズブランドのクリエイションと相性がいいのだと思います。

では、なぜスマートで洗練された印象を受けるのでしょうか。

アウトドア視点ではなく、ファッションの枠組みから”ARC'TERYX”の美しさを紐解くと、それが宿るのは立体裁断からなる美しいパネル切替にあるのだと考えられます。

ARC'TERYXのアークテリクス
アークテリクスのテックウェア


Atom AR Hoody
https://www.trefac.jp/store/3002010569970023/c1304931/

”ARC'TERYX”のアイテムは腕をあげた時に裾が吊り上がらないように脇にゆとりが残されています。

ただシルエットが美しいだけではなく、着る人がどのような動きをするかまで細かく計算し、生地の伸び方、伸びる方向まで計算して配置する。

平面の作図では実現することのできない繊細な着心地がこのパネル切替によって、高いレベルで実現されています。

テックウェア


他にも袖先のリブや、ポケットの切替し部分など、着用時にストレスを感じやすい部分や、耐久性が必要な部分にはそれぞれの役割を実現する為の適切な生地が採用されています。

力のかかりやすいポケット口に伸縮性のある生地を差し込んだりと、耐久性を高めるための工夫が随所に現れています。


余談ですが、アウトドアウェアやスポーツウェアで見かけることの多いYKK製の止水ジッパーというものがあります。実はこの止水ジッパー、”ARC'TERYX”がYKKと共に開発したジッパーなのです。

表面にコーティングをすることで水の侵入を防ぐという、デザイナーのアイデアをYKK社に持ち込み、実現されることとなりました。
この画期的なアイデアに対し、YKKは特許取得を推奨したそうですが、他のブランドも自由に使えるようにすることで業界全体の進歩を図りたいと”ARC'TERYX”はそれを断り、現在のように普及することとなりました。



着る人も気づかないかもしれないような、些細な工夫が”ARC'TERYX”の最大の魅力なのです。
些細ではありますが、神は細部に宿る。ここまでテックウェアの文脈で”ARC'TERYX”を語ってきましたが、元来はアウトドアブランドであり、
極限の環境下で身体を守るための究極のアーマーなのです。

ちょっとした不具合が死へと直結するような世界線で、アークテリクスの職人たちは些細で重大な気遣いを、着る人に向けてデザインする。
この壮大な”ARC'TERYX”の挑戦には大枚を叩く価値もあるのではないでしょうか。

”ARC'TERYX”は他のブランドに比べて高額である、という意見を見かけることが多く感じますが、それは”ARC'TERYX”が技術や工夫を極力目立たないようにデザインしているからなのだと思います。

ブランドやデザイナーのエゴを着る人に押し付けるわけでは無く、ただ、
”ARC'TERYX”を着る人が快適に過ごせるように、長く着ていけるように、デザインと開発を一歩一歩進め、実装する。

この姿勢こそが”ARC'TERYX”が様々な場面で注目され、人々を魅了する理由なのではないでしょうか。

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今回ご紹介をしたARC'TERYXのアイテムは店頭、オンラインストアでお取り扱いを致しております。
ご試着もご利用いただけますので、是非店頭にてお試しくださいませ。


トレファクスタイル多摩センター店ブログ画像5

Gamma LT Jacket

【SIZE:M】
【COLOR:BLACK】
【MODEL.no:17308】


当店販売価格 ¥19.800(税込¥21.780 )
*アイテム名をクリックして頂くとオンラインストアに繋がります。



22年02月05日:画像6

Atom AR Hoody

【SIZE:M】
【COLOR:ワインレッド】
【MODEL.no:24105】


当店販売価格 ¥29.800(税込¥32.780 )
*アイテム名をクリックして頂くとオンラインストアに繋がります。





また、今回ご紹介したブランドはもちろん、春物アイテムも買取強化中です。
長袖シャツ、スウェット・パーカー、ニットアイテム、トレンチコート、レザーシューズなど
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断捨離中や迷われているアイテムがあれば、ぜひ当店でのお買取をご検討ください。


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